2013年5月30日木曜日

黄金比率のタンドリーチキン @ セクションドール 京都神宮丸太町


G.W.最終日、

横浜から夜行バスに揺られて早朝に京都下車。

おなじみの第一旭で朝ラーをキメ、



京都タワーの下の銭湯でひとっ風呂浴び、

自転車をレンタルして気持ちよく京の都をポタリング。

晴れた春の朝の京都の街ほど、

ポタリングに最適な街は無いかもしれない。

風も無く、坂も無く、見てるだけで楽しい街並み。





ぽたぽたしつつ平安神宮周辺へ向かい、

昼メシは気になりまくってたお店、





タンドリーチキン一本勝負という漢なお店。

店内は四卓八席のみ。

BGMはクラシック。

上品なテーブルや椅子やカトラリーに、

アルチンボルトのだまし絵が一枚飾られてるだけのシュッとした店内。

フレンチにでも居る様な雰囲気。


そしてもちろんオーダーはコレ。





黄金比率のタンドリーチキンプレート


ってか、コレしかないんですけどね。


タンドールでは無くて、電気オーブン(たぶん)で丹念に焼き上げられるのは、

黄金比率と謳う調合のスパイスで漬け込まれたチキンと季節の野菜。


コレがね、もう、



美味いのなんのって!!!!



ターメリックやカイエン、クミン等スパイスの風味一つ一つがしっかり感じられる味わいに、

オリーブオイルで旨味をプラス。


焼き加減もさすがに絶妙で、

皮目はパリッと焼き上がり、身はぶりっぶりのとぅるんとぅるん。

なるほど、直球一本勝負されるだけの事はあるなー、と。


プレートの野菜も濃い味わいで、

甘みや苦味などそれぞれのキャラ立ちしっかり。


そして添えられたパンで皿に残ったオイルをすくって、

チキンや野菜達と一緒にほおばれば、


まさにゴールデン!!!!!




もう、鶏にぶっ叩かれたかの如き衝撃の旨さでしたよええ。


カウンターというかお店の壁に、

スパイスの名前と分量がデカデカと殴り書きされていたんですが、

アレの通り作ってもコノ味は出せないんだぜコノヤロー!

ってゆー、オーナーさんの自信をひしひしと感じました。




まじリピート間違いない。



2013年5月28日火曜日

黄金週間2013



沖縄で結婚式に出て、

酒を浴びて、

東京へ。


まずは偶然、伊藤忠青山アートスクエアで開催されていた

自転車博覧会へ。


まさかPenの美しい自転車特集で見て「ふおおお!」ってなった、

ケルビムのコレの実機が見れるとは。


とにかく美しかった。。。

他の自転車もおもしろく、さすが都会、

オレも歩けばおもしろいモンに当たるわ。



いい寄り道が出来たトコロで、本来の目的へ。

まずはワタリウム美術館、

JR展『アートで世界は変わっていく』。



展示内容はTEDやDOMMUNEでほとんどネタバレしていたので、

新鮮味こそ無かったけれど、

やはり目の前で作品を観れたのは嬉しい。

圧倒的に同世代のお客さんが多いのもなんだか嬉しかった。



そしてDOMMUNEスタジオへ。



この日はKAITOさんとUKテックの重鎮STEVE BICKNELL氏の二本立て。

夜毎に部屋でお世話になってるストリーミングが行われている現場の、

生の空気を存分に味わった。



翌日は21_21DESING SIGHTでの

デザイン あ 展。





展示というよりはもうテーマパークの様な様相。

だけど、なぜか騒がしいとか煩いとかは全く感じずに、

本当に賑やかで明るくて素晴らしい空気。

こんなに笑顔が溢れたポジティブな雰囲気の展示は初めて体感した。

多幸感をお土産に、会場を後に。

単純だけど、家族で行きたくなった。笑



そこから東京国立近代美術館MOMATの

フランシス・ベーコン展へ。


凄い絵。

好みでいうとあまり好きなタイプの絵では無いんだけど、

やっぱり一枚の絵が放つ膨大なメッセージと、

それを突き放す様な表現。


具象であるが故に引き立つ「畏れ」が、

観る者の「怖れ」に繋がり、

「己」がなんたるかを再認識させられるかの如き作品群。


恐かった。。。。、




そして、岡本太郎記念館での、

『PAVILION』展へ。



chim↑pomの展示のボリュームと内容に少しガッカリしつつも、

この展示が行われた事の心意気に打たれた。

実際に行動しカタチにし続けるchim↑pomの面々はやっぱり凄いし、

その若い勢いを受け止める記念館側の度量も素晴らしい。

こういう企画がどんどん増える事を願うし、

あればどんどん足を運ぼうと思う。


太郎さんのアトリエやリビングを観るだけでも、

岡本太郎記念館には行く価値アリ。


そして、

マジでこう思いました太郎さん。






渋谷駅に戻って、

東急渋谷駅の跡地、エキアトで行われていた

Shibuya BEER Terminalでビールを軽くひっかけ、





横浜フリューリングスフェストでしっかりひっかけ、





中華街という名のテーマパークを徘徊して、





関東を脱出。



すんげー駆け足だったけど、

インターネットやSNSで拾った情報を、

こうやってフィジカルで体感する事の楽しさを再認識する旅行になった。


やっぱり去年のGWに東北に行った際に強く感じた、

『現場に行って、感じる事』の大切さは、

どんな場所やどんな事でも当てはまる事で、


その経験が想像力に幅を持たせ、

その想像力がまた足を動かす原動力になる。



これからもフットワークの軽くいられるウチは、

どんどん動いていこう。




息切れするには、まだ早い。



2013年5月26日日曜日

カシミールカレー @ デリー上野店 東京上野


ファッキン・シティ・凍狂に来たからには、

名店の一つは攻めとかなってコトで。


沖縄でゴカルナのMサさんからも「エグい」のお墨付きを頂いて、

前々から行ってみたかった日本カレーの聖地の一つ(?)、


(銀座が本店だと思ってたのは秘密だ)




カシミールカレー(タンドリーチキンセット)



まずはタンドリーチキンとアチャールでビールぐびぐびやっていたのです、

タンドリーチキンの時点で充分エグい。


待望のカシミールが到着して、

香りがもうグイグイきよる。

そのへんの草食系男子なんかもう、香りだけで卒倒すんじゃねーかと。


だが!!

香辛料系男子のココロは踊る!!!

それはもう朝が来るまで!!!!



一口目でガツンッッ!!!とくる辛さ。

コレは確かにエグい。



これはもう、



と・ま・ら・な・い!!!!!!!

ロマンティックが!!!!!!!



ただただ『辛い!旨い!』の反復横とびを繰り返す。

食後は汗だくで凄まじい爽快感。


そんなに難しいスパイスを感じるワケでもないんだが、

ものすごく旨い。いわゆる中毒系。


丁寧な仕事と、スパイスへの理解の深さでこんなトコまで行けるのか、と。


感動ですわ。



本当に、カレーは宇宙ですわ。




2013年5月22日水曜日

フレンチカレー @ フレンチカレー スプーン 東京西荻窪


いい街ですよねぇ、西荻窪。


ちょっと前まで友人が住んでいたので、

その縁で訪れたんですが、いい街ですよねぇ。


苦手な東京にあって数少ない好きな街です。


その友人からオヌヌメされていたお店に、

上京タイミングでここぞばかりに突撃。


その名も、




去年、中目黒のムッシュヨースケさんにて舌鼓った、

前菜とお酒とフレンチカレーというスタイル、


大好物ですので。




まずはじゃがいもと燻製したタマゴのサラダ。



白レバーのムース。



マグロとアボカドのタルタル。




そして最後にフレンチカレー!



いやはや、オードブルもいちいち美味しい。

全体的にしっかりした味付けなのは、

お酒に合わせてってのはモチロン、

カレーに負けない印象をちゃんと与えてくれる。


そしてカレーはフレンチカレーの名に相応しい、

フォンの効いたコクのあるカレー。

スパイシーというよりはマイルドで深みを楽しむ感じの作りのルーに、

別で甘辛く煮込んで柔らかくなった牛肉を乗せて、

ゴハンは13穀米と、なるほどコレは女性人気でるわー。

モテるカレーや!!!


って、夜のシャッターポールキメたと思いきや、

次々とほぼ女性客でカウンターだけのお店は埋め尽くされていったのであります。


モテるカレーや!!!コレや!!!!



いや、おフザケ抜きで、ホント美味しかったですし、

かなり好みのお店です。

近所にあったら最高。


東京住むなら西荻窪。



2013年5月16日木曜日

ポークビンダルー @ スパイスカレー ゴカルナ 沖縄那覇


帰沖した際に行きたいお店は数あれど、

外せないお店っつーのがやはり数軒ございまして。


そのウチの一軒、



しかも、こんときの月替わりカレーが、

自分の大好きなビンダルーと聞けば行かないでか!!ってなモンでしてね。


帰沖一食目にいただきましたよ、ええ。


ポークビンダルー(チャパティセット)


南インドはゴアのカレーとして有名ですが、

なかなか出してるお店が無い。

なんでかって?

自分も一時期ハマってデリーレシピで何度か作ってたんですが、
(ちなみにデリーレシピっつっても、社長の趣味レシピ。店頭メニューには無い)


めんどくさいんですよ。

このカレー。



それをやってのけたマサさんの心意気にまずは、

あざっす!!!



ビンダルーの特徴であるビネガーの酸味に、

しっかりと後追いしてくる辛味。

ゴロゴロの豚肉は程よく味が染みていて、食べごたえ充分。

教えてもらったタマリンドの甘酸っぱさもたまらないいいいい。


ああ、真夏の昼に汗だくになりながら食べたい!!

まさにそんなカレーですハイ。


ホントいつもウマいカレー食べさせてもらって勉強なります、

あざっす!!!



月替わりなので、もう次いつ食べられるかわからないのが

残念極まりないのですが、



ああ、もう沖縄帰りたい。。、、

カレー食べたい。。。。、、、


2013年5月10日金曜日

チキンカレー(スパイシー) @ サトナカ 神戸三宮


ゴールデンウィークに突入し、帰省の為に神戸空港へ。

I LOVE SKY MARK。


ってコトは食っとかなあかんでしょう!カレーを!!

ゴールデンだし!!(?)



ゴゴイチの便だったため早起きして琵琶湖を出発、

なんとか午前中に神戸入り。


Meetsのカレー回に載ってて気になってた

サトナカさんへ。



こぢんまりとした佇まい。

好き。


そして華麗にシャッターポールをキメて、

オープンと同時にin!!



カウンターのみの8席くらいのこぢんまりとした店内。

好き。



ご主人がお一人でやられてる様子。

なんとも穏やかなフンイキの方。

好き。




そしてGWのスタートを告げるカレーが到着!!!


チキンカレー 並 (スパイシー)。


メニューはチキンカレーのみで、スパイシーかマイルドを選べる。

んで、一般的なトッピングがちらほら。


Meetsにミニマムなカレーなんて謳わてたモンだから、

なにもトッピングはせず。


香りはそんなに強くなく、丸いカンジの香り。

ファーストコンタクト。

じっくり炒められたタマネギの甘さと乳製品系のマイルドさが特徴的。

丸い。

でも、しっかりじんわり辛味とスパイスの風味がしっかり広がる。

うめえ。


丁寧に考えられて、作られたであろうルーの海に隠れて、

後入れの鶏のムネ肉が数切れ。

さっぱりしてて良い。


つけあわせのキャベツとジャガイモのサブジも優しい味わい。


食後に残るナッツの様なメープルシロップの様な甘い風味はカスリメティかな?

そのおかげで食後感がとても爽やかで印象的。

たまらぬ。



なんてゆーか、ご主人の人柄が出てる様な(いや、知らんけど)

真面目で優しい、でもしっかりとキャラのあって魅力溢るるカレーでした。


こーゆーマジメなカレーには、

ホント、アタマが下がります。

本当に美味しかった。



そして店内に飾ってあった、この絵。



まさに、カレーは宇宙ですよね!!!




もう、ご主人とは心の友ですよ。
(勝手に)





2013年5月9日木曜日

トンカツカレー ほうれん草トッピング @ 白銀亭 大阪本町


大阪と言えば日本屈指のカレー激戦区なワケですよ、ハイ。


そんな中にあって、

ポスト・インデアンなんつって評判の白銀亭さんへ。



この日はいわゆるアレでして。

アレよアレ。


ケツカッチン!


なので、11:30オープンの15分前にお店について、

シャッターポールをキメてると、

来るわ来るわのお客さんがわらわらと。


(お気づきになられただろうか。。、おっさんの亡霊が写っている事に、、。。)


オープン時間には20人以上は並んでおりまして、

早くも期待値マックスですよ!!


が!しかし!!

開かねぇ!!!!!


10分、15分と待って、20分くらい経ったあたりでようやくオープン。

この頃にはすでにカウンター16席のお店が軽く2回転はするであろう行列が。

そして埋まったカウンターのお客さんに順にお冷を出しつつ、

注文を伺っていくご主人。お一人で。


う~~~ん、いや、いいんだけさ。




マスター!回ってないよ!!

もっとお客さんはぐるぐるしたいよ!!!



なんて思ってしまったのも事実でありまして。


まあ、気を取り直して。

待ちに待ったカレーですよ。



トンカツカレーにほうれん草トッピング。


ほんのり出汁の甘みも感じられる深みのあるルーは、

ブラックペッパーやチリのバランスの心地いい辛味。

揚げたてのトンカツはサクサクで、ほうれん草の甘みもよく合う。


とてもキレイに掃除の行き届いた店内に、

上品な音量で流れるクラシック。

皿やシルバーもライカ・洋食屋の佇まいで、

なるほど、ご主人の好きなイキフン伝わるよー、って、




出てきたカレーの皿にルー垂れとるがな!!

んで、拭ききれてないがな!!!





んんん~、なんだかなぁ。

なんか、ツメ甘くない?


カレーのコトより商売のコトカンガエチャッタヨ。



うん、今度からインデアン行くわ。