2013年9月30日月曜日

うどんだけど、うどんじゃなかった香川県


徳島駅近くで朝食にうどんをキメ、



こちらもずっと行ってみたかった香川へ。

なんだか未来チックな高松駅周辺と、
至る所から目に飛び込んでくる瀬戸内国際芸術祭の
サインにテンションあがるあがる。



駅地下でレンタサイクル。
これがいいシステム。
こんなフレキシブルなレンタサイクル初体験。
便利でとても良いです◎

颯爽とチャリに跨り、
まずは高松市美術館での
大竹伸朗『憶速』展



迸っていて自由で逞しくて。

厚かましいハナシだけど、
実際、ご本人にお会いしてみたくなる展示。



すぐ向かいにある老舗の名喫茶店で休憩。



店自体も置いてある調度品も、
そこにいるおばちゃん達も、
なにもかもが味のあるいい空間。


高松市のアーケード商店街が、
今まで行った中で一番好きなアーケードだった。

広くて明るくて、気持ちがいい。



香川県立ミュージアムに移動して、
丹下健三『伝統と創造 瀬戸内から世界へ』展。



展示エントランスの二階へ向かって
エスカレーターで登っていくと、
そこには巨大な丹下先生にお出迎えしていただける。



展示内容は素人の自分には少し難しい印象だったけど、
建築家である親父が、
この辺りのモダニズム建築以降の影響を強く受けているんだろうなー、
と、なんともパーソナルな感想を持った。


で、アタマだけじゃあんまり理解出来ないので、
せっかくの建築なら実際体感しよう!
と思いたって急遽、香川県庁舎へ。









実際に体感出来るってのが建築作品の一番の魅
力だな~
って、思い知らされました。

煩わしい役所手続きも、
こんな空間でなら少しはゆったりと待てるかも。

そう思えるだけで、結構幸せなコトだし、
そう思わせてくれる建物って凄い。




そこから近くの栗林公園へ。

ここがまた良かった。







「一歩百景」とはよく言ったモンで、
本当に歩く毎に癒やし効果バツグンの光景が
次々と目に入ってきて全く退屈しないけど、忙しくもない。

これぞジャパニーズランドスケープデザイン!
ってコトで、昔の金持ちはどんだけ金と時間が余ってたんだよ。

まあスチャダラも無駄が大事って言ってたしなー、
とか考えながら、散策の休憩がてらビール呑んでいると、
浴衣にウェッジソールの日傘を持った女性。



あまりにもステキな光景だったので、思わず。

今回の旅行で一番好きな写真。



そして栗林公園の近くにあるという、
敬愛する岡本仁さんが紹介していた
おでん屋さん・ことことで早めの晩酌。



通いたくなるいいお店。
また香川行ったら行こう。



そして夜の高松を徘徊しつつ、





翌日、朝はもちろんうどん(ぶっかけ)をキメ、



一路、善光寺へ、
イサム・ノグチ『あかり』展。







古い蔵が会場になっていて、
朝イチで行ったので独り占め。

心地のいい光とひんやりした蔵の空気。

やっぱこーゆーのは朝ですね。

イサム・ノグチさんの作品は、
日本的懐かしさと安心感のある温かみに、
楽しいデザインが盛り込まれていて、
実際に実家で使っていたコトも相まってか、
なんともノスタルジックな時間を過ごした。



そこから、丸亀へ移動し、
猪熊弦一郎美術館で大竹伸朗『ニューニュー』展へ。

入る前からテンション上がるね、この外観は。







会場内が写真撮影オッケーだったので、
皆さん作品に向かってパシャパシャやってらっしゃってたんですが、
なんかその光景見てて変なエンジンがかかり始め、、、











撮る人を撮るのが楽しくなっちゃうってゆーね。

もちろんひとしきり撮った後に
ちゃんと作品も鑑賞したけど。



あ、このコは写真撮ってなかったんだけど、
佇まいがとてもステキだったので思わず。(←オイ)


大竹さんの作品はやっぱり
「迸っている」
って感覚がしっくりくる。

生命力というか、生活力みたいなモノが作品から溢れてた。


更に大好きな猪熊弦一郎さんの作品も観れて大満足。





猪熊さんの優しいインテリジェンス、

憧れるなぁ。



このあと、丸亀名物骨付き鶏を貪り大阪へ帰路に。


思ったよりうどんは食べなかったけど、
やっぱ街中にうどん屋が氾濫しまくっててヤバかったです香川県。


そして初上陸の土地でカレーを食べなかったのは、
香川だけかもしれない、、、。


なのでまた必ず行きます香川県。
カレー食べに。

離島にも行きたいしね。

必ず。


2013年9月26日木曜日

マサラカレー @ スパイスれすとらんCardamon 徳島




未踏の地に来たらそう、

未踏のカレーを食べなきゃ!!!


内地にも伝わるウワサのカレー屋、Cardamonへ。


連日の阿波踊りの残り香のする
徳島の南国の景色を楽しみつつ、
徳島駅から歩くこと10分くらい。




市役所などのくたびれたオフィスが立ち並ぶ中に、
イイ雰囲気の佇まい。

ビールで喉を潤しつつ、
先に来たピクルスとサラダをちびちびやってると、
キタ!キマシタヨ!!




マサラカレー


5種類くらいのカレーメニューで、
どれも気になる感じだけれども、
ここは王道をイッとけ!ってことで。

さらっと系のルーは家庭的とインド風の間をウマく突いてて、
強すぎないバランスのいいスパイス使いが万人向け。

後入れの炒めたタマネギの甘みとブリっとした鶏肉の旨みもしっかり。
コレは通いたくなる、ってゆーか、
ずっと食べていたいタイプのカレー!


さらに面白いのが、一緒に供されるスパイスボックス!




ターメリック、チリ、フェンネル、クミン、
カルダモン、コリアンダー、岩塩。

これらを好きに振りかけて、
自分好みのカレーに出来ちゃう楽しさ!

最近見かけて感動したのだけれど、
スパイスを直接見て嗅いでかける楽しみたるや!

たるや!

素晴らしいと思う。

まさに”スパイスれすとらん”




さらにランチのセットでかわいいサイズの
ブラックペッパーのアイスとホットチャイが。


もーね、



自然体なのに隙がねえ!!

でも好きだらけ!!!



みたいな。


素晴らしいお店でした。

踊る阿呆はカレーでも心躍りました。

また行きます徳島。