2013年7月31日水曜日

FREEDOMMUNE 0<ZERO>ONE THOUSAND 2013

去年に引き続き、一年ぶり二度目の参戦。


FREEDOMMUNE 0<ZERO>ONE THOUSAND 2013!!!!!!!!



二年ぶりの幕張メッセでは同日にEXILEのなにかしらも行われていた様で、

FREE DOMMUNEの客とEXILEの客が一同に会すという、

会場に入る前からカオティック!!!!



入ってすぐにレクサスから発射されるドデカいプロジェクションマッピングが。

企業スポンサーがただ広告を出すのでなく、
フェスの一部として組み込まれているのが、
メディアアート的でありながらとてもインタラクティブでイイ。



そして手塚治先生の仕事場を再現したコーナー。

去年の夏目漱石の脳に続き、故人すらも蘇らせるが如きセレクトがまさに宇川イズム。



最初から一番楽しみにしていた7×13BOREDRUM!!!!




螺旋状に配置された91台のドラムの真ん中に司祭EYヨさん。

ドラムというプリミティブな楽器から鳴らされる音は、
会場と空気ごと振動させ、
その場で体感している自分がその振動と一体化していくような、
己の存在が無くなっていくような得も言えぬ不安に駆られるも、
徐々にそれは『存在の否定』では無く、
BOREDRUM、そしてFREE DOMMUNEとオーディエンスとの
『境界線の無効化』であり『ヒトと空間と瞬間の融合』
である事を感じ始めたとき、
”自分自身がFREE DOMMUNEなんだ”
という自覚を持った。

泣いてた。

本当に素晴らしい体験だったし、
この感覚が最初だったコトで、
自分のFREE DOMMUNEとして最後まで楽しめた。



そして昂ぶったカラダとアタマを、
瀬戸内寂聴氏の法話でクールダウン。




寂聴さん自身の人生をレイヤーとして語ることで
当たり前のコトをありがたくもおもしろく話してくれるその様に、
人生ってこうありたいなぁ、と感慨しきり。

ステージ横で「寂さまー!寂さまー!!」と
イノセントな目で歓声を送る、宇川さんの姿が忘れられない。



ここからは踊る。




GOTH-TRAD氏の重くも華麗なライヴから、





ドイツ在住、日本の強く美しいインダストリアルクイーン、Kyokaさんへ。


 


ドイツ・インドストリアルの雄、Milton Bradley。





ステージを移動して、
大友良英さん率いるあまちゃんビッグバンド。
この日一番の入りだったんじゃなかろうか。

物販で買ってすぐに、あまちゃんTシャツを着るヒトや、
北の海女てぬぐいを頭に巻くヒトを見て、
「あー、ホントに人気なんだなー」と、あまちゃん人気を実感。

個人的には演奏は流石だったし、
このバンドが出る意義は本当に大きいと思いつつも、
やっぱり劇中歌はドラマ内でこそ威力を発揮する気がした。

ただそれでも、なにより印象的だったのは
去年はターンテーブルをガンガン叩きつけて
ノイズを奏でていた大友さんが、
ポップな楽曲に震災復興への願いを込めて
演奏してくれているのが伝わってきたコトだった。





そしてメインステージへ戻り、日本のテクノゴッドの一人、DJ NOBUさん。
私的今フェスのベストアクト!
(BOREDRUMは除く)

ディープなミニマルテクノの大舞台でのパフォーマンスとは!
というプレイ。

本当に素晴らしかった。
踊りすぎて体力を使い切った感すらあった。



ここからゴルジェが気になりFLOOR DOPENESSに行くも、
昨年同様パンパンすぎて踊れず、即脱出。

NHKさんのライブや灰野さんのノイズにカラダを任せつつ、
気づけばフロアの後方の壁にもたれ掛かって寝落ちていた。。。


冨田勲先生のドーンノイズで目を覚ますという贅沢!(?)




まわりにはリビングデッドだらけ。。。





そしてキレイな朝日に迎えられ、
今年のFREE DOMMUNE ZEROは終了。






3.11に起こってしまった
東日本大震災と云う未曾有の天災と、
福島第一原発事故と云う人災。

その二つによって”震災復興”と云う大きな意味(使命)を持ったFREE DOMMUNE ZEROが、
『忘れてはいけないコト』と『考えていかなきゃいけないコト』の二つを、
音楽を中心とした刹那的な享楽に乗せて発信した、
とても意義深いフェスティバル(現象)だった。

このイベントをただただ瞬間的な楽しみとして消化するのではなく、
過去~現在~未来を繋ぐモノとして昇華して活きたい。


また来年も遊びに、そして考えにくるとココロに誓って。

0 件のコメント:

コメントを投稿